デザイン「あ」

こんにちは。

今日は「あ」について。

わたしたちがデザインのワークショップをするとき必ずと言っていいほど「あ」の授業をします。

いろんな「あ」を通してシチュエーションや文字の描写について深く考えてもらうために取り入れています。

こちらの授業を考えついたとき有名な「デザインあ」が既にあったので世に出していいのか悩みました。

わたしは小学生でも知っている「あ」は声に出しやすく、みんな楽しく参加できるんじゃないかと考えました。

それでも、デザイン「あ」のことは気になっていましたが何回か実施するうちに良い感触をもっていたのでこのまま続けようと思うようになりました。

ある日、ふとNHKを見ていると佐藤卓さんがデザイン「あ」についてお話していました。
佐藤卓さんにとって「あ」は発見やヒラメキの「あ」だとおっしゃっていました。
幼少期の体験から生まれたともおっしゃってました。
デザイン「あ」は認知度が上がりひとり歩きをしているように思いますが、佐藤さんのお話が聞け解像度が上がりました。

その時に、確信したのは私が考えた「あ」とは根本が違うということです。
盗作と思われるのはクリエイターとして避けたいところですが、何かが違うんだよなという気持ちはずっとありました。
同じデザイン領域で、同じ題材ではありますが、わたしたちの「あ」はオノマトペのような状況描写の「あ」です。

「文字と音」が私達のワークショップでよく出てくるテーマです。
ワークショップを通じて世の中に溢れている文字やシチュエーションを少しでも楽しく感じてもらえるようになったらなと思います。

以前ワークショップを受けてくれた子に2年ぶりに偶然再会したとき、「あのワークショップのあと、LINEスタンプを作ろうと思いました!」と楽しそうに話してくれました。

なるほど!LINEスタンプか!考えたことなかった!と嬉しい気持ちになりました。
ほんの少しのきっかけかもしれませんがこれからもこのワークショップは続けていきたいなと思っています。

さんかくストリート

福島市初のほこみち社会実験となるさんかくストリート(福島駅前吾妻通り)事業に参画しました!
名称の発案からロゴやコンセプトの立案といったブランディングに関わりました。
また、東北電力ネットワークさんの壁面リニューアルでグラフィックを制作したり、大学生と一緒に市内の幼稚園・保育園に協力いただき1000枚を超えるオリジナルフラッグを制作する、大規模なワークショップと展示の「フラッグガーランドプロジェクト」を実施したりととても充実した参画となりました。

https://hokomichi-fukushima.jp/

私達自身もストリートでの社会実験として、期間限定のKIOSK「Hi there!」をオープンし、Balloon flower shopを通してたくさんの高校生がストリートに来るという風景を作ることができました。
高校生がストリートに出てきてくれるだけでなんだか街が華やぎます!
来てくれてありがとう。

さらに、KATSURAO COLLECTIVEさんのポッドキャスト「スキコム」の公開収録で活用いただいたり、月舘の羽賀造園さんにハロウィンのお菓子配布をしていただいたり、移動本屋のミノムシ書店さんに出店いただいたり、DJグループのドーナツラウンジさんに音楽を流す時間を提供いただいたりとスペシャルな出来事が盛り沢山でした。

◯スキコムの公開収録エピソード 前編

私達以外にもたくさんの取組や通りに面するお店のスペシャルメニューがあったのですが、わたなべ鮮魚店さんの実施期間限定のレアアジフライ定食と海鮮丼が大満足のメニューで最終日には行列ができるほどの人気となっていました。
また食べたいです。

来年度以降も続けて福島駅前の楽しくて憩えるストリートにしていきたいですね!
みなさんの参画もお待ちしてます!
参画というと難しい気がしますが、ストリートの風景になる、遊びに来るというのも立派な参画なのだそうです。
それなら楽しくできそうです。

 

壁面リニューアル前

壁面リニューアル後!

圧巻のフラッグガーランドプロジェクト

KIOSK「Hi there!」

Balloon flower shop

バルーンとストリートスナップ

スキコム公開収録

スキコム公開収録②

こどもに大人気!羽賀造園さんとハロウィンおかし

秋にぴったりのミノムシ書店さんと本

ドーナツラウンジさんのDJとLapelさんの古着

わたなべ鮮魚店さんのレアアジフライ

ふくしま、楽しくなってます

おとなりアーティスト2023 学校連携共同ワークショップ参加校作品展

あっという間に2月。

今日は節分ですね。

今宵は恵方巻をパクりといただく予定です。

さて、今年度もアーティストとして参加した福島県立美術館さんのアウトリーチプログラムの成果展「おとなりアーティスト2023 学校連携共同ワークショップ参加校作品展」が開催されます。

今年はコロナも本格的に明け、6校に出向いてきました。
毎回、わたしたちの定番となっている「あ」のプログラムを入り口にたくさんの学生にご参加いただきました。

美術館の展示室で展示ができるなんて、そうそうないので是非参加してくれたみんなや親御さん・親戚・兄弟友達を連れ立って自分の作品を見て欲しいと思います。

素敵に見えるよう展示しますので、是非脚をお運びください。

今年も、わたしたちのワークショップを追体験できる展示にしているのでワークショップを読み解く楽しみも味わっていただけると思います。

エネルギーや感性に溢れた作品を御覧ください。

今年度は東京の某有名私立高校でのワークショップが残っています。
そちらもこれから楽しみです。

フライデースクリーン
鈴木

 

おとなりアーティスト2023
学校連携共同ワークショップ参加校作品展

会 期:2024年2月10日(土)~25日(日)
休館日:2月13日(火)、19日(月)
会 場:当館企画展示室B
観覧料:無料

作品チラシ(PDF)