草木染めとONE PIECE

※草木染めについてのみ興味のある方は、写真下から読み始めてください。

ブログに魂がこもっていない、という指摘をいただいた先日。
代表に、魂のこもったブログを書くにはどうしたらいいのか、と聞いてみたところ、
ONE PIECE読んだらいいのでは、というアドバイスをいただきました。
80巻超えしているうえ、登場人物それぞれの熱い想いと人生が綴られた冒険譚など、
軽く手を出せるはずもありません。

どうしたものかと、考えていたところ、
「染色」のことを思い出しました。
ちなみに、わたしは仕事で染色という技法を使う機会があっても、
決して染色家ではありません。
自然の力や季節の移り変わりを感じる術として持っていられることは
とても楽しいことだな、くらいに思っています。

好きなものとか興味があるものについて書けば
(これまでブログに書いたものが嫌いとか興味ないわけではありません。)
少し魂がこもってるようなブログになるかもしれない、と思っていた今日。
こんな本をもらいました。

「草木染め染料植物図鑑」「草木染め染料植物図鑑・続」「草木染め染料植物図鑑・続続」

山崎青樹さんの著書です。
染色界では神様的存在。(に等しい。)
青樹さんのお父様、斌(あきら)さんは「草木染め」という言葉を作った方です。
植物染料を使って糸や布を染めることは、昔から日本でも行われていましたが
のちに出てきた合成染料の染めと区別するために
「草木染め」という言葉を作ったそうです。

今となってはみんなが耳にしたことがある「草木染め」。
昭和7年に商標登録された言葉ですが、
「草木染め」を世界中に広めたい、という想いから
誰でもこの言葉を使いやすくなるようにと、山崎家が所有権を放棄しています。
そのため様々なもの(商品など)に「草木染め」という言葉を使えるようになりました。
それによって「草木染め」が、今ではどんな人でも一度は聞いたことがある言葉となっています。

さて、青樹さんは斌さんから受け継いで草木染研究を生涯続けた方です。
数百種類もの植物から色を出しています。

草木染めは化学染料と違って、同じ量で同じものを染めれば同じ色が出る、というものではありません。
同じ種類の植物でも、収穫した季節や場所、そして染める時の気候によって出てくる色が違ってくるため、
完璧に同じ色を出す、というのは不可能です。
染料を煮出す時間も違えば、煮出した液の順番とか、乾燥させた植物と採ってきたばかりのものでも出る色が違うとか、とても奥深い世界です。

そしてこの本は「草木染染料植物図鑑」。
植物ごとに、どんなふうに染料を取るのか、見本や技法、植物の特徴が
とても詳しく書かれている、
青樹さんの研究結果そのままが本になっています。
すてき。

まさかこんなお宝が手に入るときが来るとは、、、
、、、お宝?

海賊!!

、、、ONE PIECE!!!

しかもこの本をくれたのは代表という、、
これもすべて代表の計算のうちか、、
恐るべし。

ちなみに、たまに植物を使った染めのワークショップの
依頼をいただくこともあります。
しかし、わたしは染色家ではありませんので、
本格的に草木染めを学びたい!という方は
山崎青樹さんのご子息、和樹さんの草木工房へ。
和樹さんも、お祖父様とお父様の意思を受け継いで、
草木染めという文化を世界中の人に知ってもらうべく活動を続けている
草木染研究家です。
わたしは植物の持ってる色に少しでも興味を持ってもらう入り口の入り口くらいに
なったらいいなと思って、ワークショップの依頼を引き受けています。

ですので、植物からもらう色とかちょっと興味あるなー、という方は
ワークショップを行う際には、ぜひご参加ください。

 

 

ワッペンとお寿司

↑以前作った、FRIDAY SCREENオリジナルのワッペン。
ついに使うときがやってきました!
ワッペンて便利ですね。
これひとつで、どんなものでも我が物に。
足見えなくなってしまいましたが、Helinox ヘリノックスのアウトドアチェアです。
タクティカルチェアというHelinoxのミリタリーライン。
丈夫!軽い!でもかわいい!
こちらも今日から事務所の仲間入り。

ちなみにワッペンは福島市万世町の山田ネームさんで作ってもらいました。
刺繍してくれます。いいお仕事。

さて、これを書いている今、もう少しでお昼になろうとしています。
ランチでお寿司が食べたいけど、手頃な値段でかしこまらない雰囲気のお寿司屋さんがいいなっていうときありませんか。しかも南福島で。
あります!お寿司!

武鮨さんです。
お手頃なお値段です。ぱっと見普通のお家ですが、お寿司屋さんです。
ランチを頼むと「これ食べて待っててくださいね〜」とお通しが出てきます。
日替わりですが、この煮付けがとてもおいしいのです。
ちょうど食べ終えてお茶を飲んでいるころに
お寿司といっしょにアツアツのお味噌汁が運ばれてきます。
海老の出汁たっぷりで、お寿司食べにきたにも関わらず
これとご飯あればいいかも!と思うおいしさです。

ちなみに、うちの代表のように甲殻類アレルギーの方もご安心ください!
大将が迅速丁寧に対応してお吸い物を作ってくれます。
こちらもその日あるものによってお魚の種類変わりますが、
これもとてもおいしいので、わたしはもれなくどちらも頂きます。

お寿司を食べ始めてしばらくしてから
お茶のお代わりと、デザートも運ばれてきます。
コストパフォーマンスがすばらしいお店です。

武鮨
福島県福島市鳥谷野字天神11-5
定休日:水曜、木曜
OPEN:11:00~14:00 17:00~19:00(完全予約制)

SOBA!SOFA!

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こちらは会津若松市強清水にあるお蕎麦屋さん。清水屋さんです。
お蕎麦もおいしかったけど、揚げ餅すごくおいしかった!
揚げた熱々のお餅に冷たい大根おろしが乗っている食べ物です。
運ばれてきたら、すかさずそこにそーっとお醤油をかけます。
写真なんか撮らず、お餅が熱いうちに食べてください。
最高です。
強清水内には、他にもお蕎麦屋さんがありました。
次回は別のお店にもおじゃましたいです。

そんな寄り道をしつつ、ゲットしました!
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ソファーです。
打ち合わせスペースをずっとどうにかしたいなと思っていたのですが、
なかなかいい方向性が見つからず。
椅子やスツールもいろいろ見ていたのですが、
出会いがあって、ひとまずこちらの方を事務所に迎え入れることにしました。
これからこの方には、事務所に遊びに来てくださった皆さんを
温かい気持ちで迎え入れ癒やすという大きな仕事が待っています。
これで打ち合わせもはかどるというものです。
(事務所にいらっしゃる皆さま、次回からはこの仕様でお待ちしております!)

そしてなかなか優秀な方らしく
お客様だけでなく、私たちのことも日々癒やしてくれそうです。

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ソ「どうしました。お疲れですね、代表。」

本を読もうと座っても、
気が付くとさっきまで持っていたはずの本が手にはなく、
頭がソファーに包まれているという不思議。

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ソ「読書もいいですが、先に脳を休めたほうが効率的ですよ。」

FRIDAY SCREENはそんなソファーに気遣われながら、
最近はいろいろと企画書を書いております。
地元の人が楽しいものもあります!
ずっとやりたかったことに一歩近づけそうな!
今年は新しいことにも挑戦できそうです。