福島のおいしいもの

お昼は作る派。FRIDAY SCREENです。


いい素材がたくさん手に入ったので、パスタ作りました。

カーボネロ、にんにく : atまちなか(福島市)
なめこ : 東和 季の子工房(二本松市東和町)
ハム : ロイフェン(山形市朝日町)

ペペロンチーノです。

atまちなか」はおなじみ、福島駅前にあるセレクト食料品店です。
福島産の野菜やイタリア野菜、全国の吟味された野菜が並んでいます。
スーパーでは出会えないものがあるので魅力的。
料理したくなる野菜たちに夢ふくらみます。
写真のカーボネロは黒キャベツ。
こちらもイタリア野菜で、まだスーパーでは馴染みがないのでは。
atまちなかに並んでいたら必ず買う一品です。
葉が厚くて、甘みもあります。
今日はパスタにしましたが、素揚げもすごくおいしいです。

東和 季の子工房は、なめこ栽培をしている農家さんです。
なめこ専門!
おいしいですよ、そりゃあ。
わたしはまだお店行ったことないのですが、
お店でなめこを使った料理が食べれます。
なめこピザがおいしいらしいです。
二本松市の東和という地区にあります。
東和は道の駅もすばらしいし、ほかにもおいしいものたくさんあるので大好きです。

あと、ハム!
豚肉なのですが、燻製されていて軟骨が入ってます。
そのまま食べても十分リッチなおつまみに。
こちらは福島ではなく、先日蜜蝋の工房に行く途中通りかかった
山形県朝日町にあるロイフェンという工房で出逢いました。
ここではダチョウを飼っていて、ダチョウ肉の加工品も売っています。
ダチョウ肉、赤身でおいしいらしいです。
ダチョウハムも買いました。まだ食べてないのでワクワクです。

おいしい素材をシンプルにおいしくいただく。
なんかそれだけでいい仕事したような気がするから不思議。

あとは事務所に入った新入り。タニワタリです。
たぶん見た感じ南のほうの植物だろうと思って買いました。
窓際が南の国感増しました。

ハレとケ展

研修に行ってきました。

仙台市にあるメディアテークで行われていた「ハレとケ展」です。

期間が短かったので最終日に滑り込みました。
こどもはもちろんですが、大人も楽しめる展示とはこのことですね。
今ある技術とデザインと身体と文化がいい具合で組み合わさったコンテンツでした。
福島でもこういうのやりたいな。

草木染めとONE PIECE

※草木染めについてのみ興味のある方は、写真下から読み始めてください。

ブログに魂がこもっていない、という指摘をいただいた先日。
代表に、魂のこもったブログを書くにはどうしたらいいのか、と聞いてみたところ、
ONE PIECE読んだらいいのでは、というアドバイスをいただきました。
80巻超えしているうえ、登場人物それぞれの熱い想いと人生が綴られた冒険譚など、
軽く手を出せるはずもありません。

どうしたものかと、考えていたところ、
「染色」のことを思い出しました。
ちなみに、わたしは仕事で染色という技法を使う機会があっても、
決して染色家ではありません。
自然の力や季節の移り変わりを感じる術として持っていられることは
とても楽しいことだな、くらいに思っています。

好きなものとか興味があるものについて書けば
(これまでブログに書いたものが嫌いとか興味ないわけではありません。)
少し魂がこもってるようなブログになるかもしれない、と思っていた今日。
こんな本をもらいました。

「草木染め染料植物図鑑」「草木染め染料植物図鑑・続」「草木染め染料植物図鑑・続続」

山崎青樹さんの著書です。
染色界では神様的存在。(に等しい。)
青樹さんのお父様、斌(あきら)さんは「草木染め」という言葉を作った方です。
植物染料を使って糸や布を染めることは、昔から日本でも行われていましたが
のちに出てきた合成染料の染めと区別するために
「草木染め」という言葉を作ったそうです。

今となってはみんなが耳にしたことがある「草木染め」。
昭和7年に商標登録された言葉ですが、
「草木染め」を世界中に広めたい、という想いから
誰でもこの言葉を使いやすくなるようにと、山崎家が所有権を放棄しています。
そのため様々なもの(商品など)に「草木染め」という言葉を使えるようになりました。
それによって「草木染め」が、今ではどんな人でも一度は聞いたことがある言葉となっています。

さて、青樹さんは斌さんから受け継いで草木染研究を生涯続けた方です。
数百種類もの植物から色を出しています。

草木染めは化学染料と違って、同じ量で同じものを染めれば同じ色が出る、というものではありません。
同じ種類の植物でも、収穫した季節や場所、そして染める時の気候によって出てくる色が違ってくるため、
完璧に同じ色を出す、というのは不可能です。
染料を煮出す時間も違えば、煮出した液の順番とか、乾燥させた植物と採ってきたばかりのものでも出る色が違うとか、とても奥深い世界です。

そしてこの本は「草木染染料植物図鑑」。
植物ごとに、どんなふうに染料を取るのか、見本や技法、植物の特徴が
とても詳しく書かれている、
青樹さんの研究結果そのままが本になっています。
すてき。

まさかこんなお宝が手に入るときが来るとは、、、
、、、お宝?

海賊!!

、、、ONE PIECE!!!

しかもこの本をくれたのは代表という、、
これもすべて代表の計算のうちか、、
恐るべし。

ちなみに、たまに植物を使った染めのワークショップの
依頼をいただくこともあります。
しかし、わたしは染色家ではありませんので、
本格的に草木染めを学びたい!という方は
山崎青樹さんのご子息、和樹さんの草木工房へ。
和樹さんも、お祖父様とお父様の意思を受け継いで、
草木染めという文化を世界中の人に知ってもらうべく活動を続けている
草木染研究家です。
わたしは植物の持ってる色に少しでも興味を持ってもらう入り口の入り口くらいに
なったらいいなと思って、ワークショップの依頼を引き受けています。

ですので、植物からもらう色とかちょっと興味あるなー、という方は
ワークショップを行う際には、ぜひご参加ください。